シンプルだけど上質で、飽きがこず長く使い続けられるもの。
たとえ壊れてしまっても、また同じものが欲しい。そう思えるものに囲まれて暮らしたいと思っています。
私にとって、クチポールのカトラリーはそんなアイテムのひとつです。
私の家に、器は各種類1つずつ。
カトラリーは、お箸のほかに「デザートスプーン」「デザートフォーク」「コーヒースプーン」の3つだけ。
食器は、料理や並べた器との相性を問わないものを、用途に合わせてこれまたひとつずつ揃えています。
豪華な盛り付けをすることもほとんどないので、いつも飾り気のない食卓ではありますが、複雑ではないからこそいつだって再現できる。
どんなに疲れて手を抜いてしまう日も、同じ景色。そんな暮らしが、自分は落ち着くと思うのです。
朝のはじまりは、お気に入りで。
クチポールのカトラリーは、「ディナーシリーズ」だと個人的に結構大きめなので、「デザートシリーズ」が口のサイズに合っています。
だからデザートに限らず、これひとつですべてをまかないます。
スープ、カレーに、オムライス。たとえば朝食のシリアルにも。
朝からお気に入りのものを使うと気分がいいです。
おいしい食べ物の色と相性がいい?
休日の昼下がり。大好きなチーズケーキと大好きな読書。
至福の時間の仕上げは、クチポールの「デザートフォーク」で。
クチポールのいいところは、とにかくテーブルが引き締まること。
好みの問題な気もするのですが、おいしいものって、淡いクリームみたいな色が多くないでしょうか。
器も白やグレーが多いので、ちょっぴり食卓がぼんやりとしてしまうことがあります。
そんなとき、最後にすっとこのブラックの持ち手が入ると、き、きまった…… という感じがするんですよね。
早食い予防のための、この小ささ。
夜のデザートは、ささやかな自分へのご褒美。
映画を観たり、本を読んだり、ラジオを聴いたりしながら、ちまちま食べたいものには「コーヒースプーン」を使います。
小さくて、一口サイズにはちょっと物足りない。そこがいいんです。
これより大きいとご褒美タイムが、一瞬で終わってしまうから。
あえての小ささで、ゆっくり、じっくり味わうためのスプーンです。
母がずっとお気に入りだった理由がわかりました
一人暮らしをはじめたのは3年前。実家のカトラリーは、ほとんどがクチポールでした。
家を出るとき、もう使わなそうな家具や雑貨を、いろいろと持たせてくれた母。
でもクチポールはくれなかった。
それはそうですよね、だって彼らがいるだけで食卓は見違える。
そして、シックでかっこいいのに、ちゃんと協調性もあるんです。
洋も和も。我が家にはないですが、きっと柄物の器とも仲良くできるのでしょう。
実家に帰ると、よく新しい器が仲間入りしています。
この日は、最近入荷したらしい直径約22cmの円形プレートと。
デザートフォーク&スプーンでパスタもいきます。
個人的には食べやすさにも、見た目のバランスにも違和感なく満足ですが、手の大きい方や一口をしっかり食べたい方へは、ディナーシリーズもおすすめです。
コーヒースプーンという名の、マルチスプーン
ナッツなんて手でつまめばいいのですが、雑誌を読むときは手を汚したくないので。
コーヒースプーン、万能です。
ほかにも、パンにジャムを塗ったり、調味料を混ぜたりするときにも。
なにかと使う。ここぞとばかりに使います。
自分で用意するまで、これが「コーヒー」スプーンだったことを知りませんでした。
カトラリーを侮るなかれ。
自分のはくれなかったけれど、「買うならクチポールにしたら?」という母の勧めに、「まあ、とりあえずカトラリーはなんでもいいかな」という間抜けな返事をしていた3年前の自分に言いたい。
カトラリーが大事なんだぞと。
小さな存在だけれど、影響力は莫大。
いいカトラリーを迎えたら、せっかくだからもうちょっとお部屋をおしゃれにしたいな、なんて。
今更ながらに、お部屋づくりのモチベーションになったりもしています。